Q.
認知症になりやすくなる要因は何ですか?
A.
診療所でよく聞かれる質問です。要因を挙げると、年齢・遺伝(家族の認知症歴)・血管障害(心筋梗塞や脳梗塞など)・糖尿病・薬剤・生活習慣(肥満、喫煙、過度の飲酒)などです。
年齢は大きな要因です。生涯で認知症になる可能性は約17%と言われ、年をとるほど可能性は高くなり、85才以上の2人に1人(海外では、3人に1人)は、罹患するという推計もあります。遺伝も要因の一つですが、加齢も遺伝も防ぐ処方箋はありません。私達が認知症を防ぐために出来ることは、生活習慣を整えて、血管障害・糖尿病などの生活習慣病にならないことです。
生協小野田診療所では、薬はなるべく必要なものに絞って処方し、患者さんの持病以外、健康全般にも注意を払って診察しております。
皆さんが普段から検診を受けることも予防の一つです。ぜひ受けましょう!
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生協小野田診療所
内科・家庭医療科・在宅医療科
玉野井 徹彦先生
■プロフィル
家庭医療専門医、山口大学総合診療プログラム総合診療専門研修一研修統括責任者、産業医 |
(2019年10月4日 サンデーワイド掲載) |