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いつも胃の調子が悪く、胃潰瘍を繰り返しています。最近ピロリ菌の話を聞きましたが、詳しく教えてください。
(45歳男性)


ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の中に生息している細菌です。
 かつては胃の中では細菌は生きられないとされていましたが、ノーベル賞を受賞したオーストラリアの研究者が23年前に発見したものです。
 我が国のピロリ菌感染率は40歳以上で70〜80%以上といわれています。ピロリ菌は胃炎や胃・十二指腸潰瘍を引き起こす重要な原因のひとつとされ、潰瘍患者さんのほとんどがピロリ菌を持っています。
 但し、ピロリ菌感染者の全てが潰瘍を発症するわけでなく、感染者のうち数%程度といわれています。また、胃癌の発症にもピロリ菌が関係しているとの報告もあります。
 いつも胃の調子が悪い人や、胃・十二指腸潰瘍を繰り返す人は是非一度胃内視鏡検査とピロリ菌検査を受けましょう。検査はいくつかの方法がありますが、何れも簡単なものです。ピロリ菌陽性で胃・十二指腸潰瘍のある方は健康保健で除菌治療ができます。治療は抗生物質と胃酸抑制剤を組み合わせたものを1週間飲むだけですから、専門医で除菌治療を受けられることをお勧めします。

(2006.8.19サンデー小野田掲載)




西村内科医院 院長 西村公一先生
■プロフィール
岡山大学医学部卒、島根医科大学講師を経て昭和63年開業。日本消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器癌検診学会・超音波医学会専門医・日本内科学会認定医 その他




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