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51歳の男性です。昨年から、PSA検査を受けていますが、昨年は2.0、今年は3.2でした。上昇しているので心配になりましたが、正常値だから大丈夫と言われました。本当でしょうか?


PSAは、正常の前立腺で作られ、精液中にでてくるタンパクで、通常は尿中に出て、血液中にはほとんど出てきません。血液検査で測られる血液中のPSAは、本来尿中に分泌されるものが血液中に『もれでた』もので、PSAが上がる状態で最も多いのが、前立腺癌の場合で、そのため腫瘍マーカーとして用いられています。
PSAの正常値は、一般的に4.0ng/ml未満という値が用いられており、4.0〜10.0の場合、グレーゾーンと呼ばれ、癌が発見される率が20〜30%、10.0以上の場合で、約50%です。そのためPSAが4.0以上の場合、癌の精密検査が必要になります。しかし、PSAが2.5〜4.0の場合でも、2〜10%の確率で癌が発見されています。4.0未満の場合でも、年々上昇している場合は、癌の可能性も否定できませんので、ぜひとも専門医を受診してください。

(2006.10.7サンデー小野田掲載)




わたなべ泌尿器科院長 渡辺悦也先生
■プロフィール
わたなべ泌尿器科(山陽小野田市中川)院長。日本泌尿器科学会認定の専門医、指導医。日本癌学会、日本癌治療学会会員。




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