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63歳の女性です。血尿・頻尿で内科を受診。膀胱炎と言われ抗生物質で治療。症状は改善しましたが、その後も、時々、痛みもなく血尿が出ては止まります。尿の細胞の検査では異常がないと言われましたが、大丈夫でしょうか? |
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尿の細胞の検査は、尿細胞診といって、尿に含まれる細胞に癌の疑いを示す異常な細胞がないかを調べる方法です。
悪性度の高い癌の場合は、癌細胞同士の結合力が弱く、細胞がはがれやすくなるため、陽性率が高く(70〜90%)なります。特に上皮内癌と呼ばれる膀胱の粘膜に平べったく増殖するタイプでは、膀胱内視鏡fでは判定が困難なこともあり、尿細胞診が診断に極めて有用です。
一方、早期の比較的悪性度の低い癌の場合は、尿に癌細胞がはがれにくいため、陽性率が低く30%以下です。つまり細胞診が陰性でも表在性の早期癌が存在する可能性があります。
肉眼的血尿を繰り返す場合や、痛みのあまりない膀胱炎症状(頻尿や残尿感など)がある場合は、尿細胞診が陰性でも、膀胱内視鏡検査など膀胱内の詳しい検査をした方が良いでしょう。
(2007.1.6サンデー小野田掲載) |
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