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健康診断の腹部超音波検査で「脂肪肝」と言われました。アルコールは、ほとんど飲みませんが血液検査で肝機能障害を指摘されました。最近、肥満傾向で、空腹時血糖も上がってきました。現在、自覚症状は全くありませんが、今後どのようなことに注意すればよいでしょうか。(48歳男性) |
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脂肪肝の多くは、食べ過ぎやアルコールの飲みすぎが原因です。しかし、なかにはアルコールをほとんど飲まないのに、脂肪肝を経てアルコール性肝炎と同じような病態になるケースがあることがわかり、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」と呼ばれています。
現在、日本には脂肪肝の人が、推定2000万人いるとされていますが、そのうち70〜80万人がNASHとみられています。NASHをほうっておくと、肝臓の線維化が進み、10年後にはその1〜2割が肝硬変に移行するといわれています。さらに肝がんに進むこともあります。
NASHの治療とは、脂肪肝をまねいた原因を解消することです。原因の多くは肥満などの生活習慣ですから、まずはこれまでの生活習慣を改善することからはじめます。NASHの場合、体重を5%減量すれば、肝機能の値が下がってきますので、まずは「5%減」を目標に減量しましょう。
減量の方法は、まず過食、偏食などの誤った食生活を改善し、少し減量できたら、ひざなどに負担がかからない程度に運動を行うようにします。急激な減量はリバウンドなどの問題を伴い、体によくないので、無理せず少しずつ減らしていきましょう。また、糖尿病や高脂血症、高血圧などの生活習慣病がある人は、それぞれの治療を行っていくことが必要です。
(2007.7.7サンデー小野田掲載) |
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てらい内科クリニック院長 寺井佳子先生
■プロフィール
専門:内科一般、消化器科
資格:日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医 |
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