・Q&A トップページへ



 ・肛門科
 ・胃腸科
 ・内科
 ・循環器科
 ・呼吸器科
 ・リウマチ科
 ・産科
 ・婦人科
 ・小児科
 ・外科
 ・整形外科
 ・消化器科
 ・泌尿器科
 ・耳鼻咽喉科
 ・・・・・・・・etc




尿の出方には困っていませんが、夜中に4〜5回の排尿があり、ゆっくり眠ることができません。現在、高血圧で治療中、血圧160/90です。どうしたらよいでしょうか?
(73歳男性)


夜間頻尿の原因として泌尿器科的疾患によるものと、そうでないものとに分かれます。尿の出具合に問題なく、症状が夜間頻尿のみの場合は、泌尿器科的疾患以外の夜間頻尿を考えます。
 夜間頻尿の第一の原因として、夜間多尿があります。その一番の原因は水分の過剰摂取で、まずは1日の水分摂取量と、排尿毎の尿量を調べてみることが重要です。明らかに摂り過ぎの場合は夕方以降の水分を制限して下さい。
 高血圧も夜間多尿の原因となります。血圧に関与するホルモンのカテコラミンは、加齢に伴い高くなりますが、夜間頻尿のある場合、より高くなります。カテコラミンが高くなると、日中の腎臓の働きが低下し、十分な尿生産ができず、体内に水分が残ります。夜、過剰な水分により、尿を作るよう指示する物質が心臓や脳から分泌され、利尿状態となります。また、夜間はカテコラミンが低下するため、腎臓の働きが活発になり尿生産も増えます。早朝高血圧のタイプでは、明け方に頻尿となる場合が多くみられます。
 他の原因として睡眠障害があります。不眠の場合、夜間の尿濃縮力が低下するため、夜間多尿から頻尿になります。
 以上より、夜間頻尿のある場合、まずは泌尿器科的疾患のチェックを行った上で、高血圧患者では降圧剤の使用法・薬剤のチェック(降圧剤の中には、腎臓内の血管に対する作用から夜間頻尿には不向きの薬があるため)、適正な血圧のコントロールを行うこと、不眠患者では睡眠障害の治療などが必要です。

(2007.11.3サンデー小野田掲載)




わたなべ泌尿器科院長 渡辺悦也先生
■プロフィール
わたなべ泌尿器科(山陽小野田市中川)院長。日本泌尿器科学会認定の専門医、指導医。日本癌学会、日本癌治療学会会員。




医療相談Q&Aトップへもどる