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最近、動悸や息切れがして、友人から顔色が悪いと言われ、かかりつけ医で検査を受けたところ「貧血」と診断されました。貧血について教えてください。


 貧血とは「血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足して、全身へ十分な酸素が行き渡らなくなった状態」を言います。つまり「血が薄くなって身体の酸素欠乏をきたした状態」ということになります。
 貧血になると、めまい、息切れ、動悸などの症状があらわれます。顔色が悪くなり、運動すると疲れやすくなったり、階段を昇ると息切れがしたり、めまいがするようになります。しかし、気をつけなければならないのは、貧血が徐々に進行してくる場合には、身体が貧血状態に慣れてしまって症状に気付かないことがあります。少しでもおかしいと気付いたら検査を受けましょう。
 貧血には、鉄欠乏性、再生不良性、悪性、溶血性、腎性など、原因によって様々な種類があります。しかし、ほとんどは鉄欠乏性貧血でヘモグロビンを造る原料のひとつである鉄分が不足しておこるものです。
 その原因は、食事中の鉄分の不足、女性の生理出血によるものが多いのですが、胃潰瘍などからの出血、その他胃腸や子宮のがんからの出血ということもあるので要注意です。
 貧血のようだと感じたら、まずお医者さんにかかって、どんな貧血か、その原因は何かをきちんと検査してもらってから、適切な治療を受けましょう。
 素人判断で放置したり、勝手に健康食品や市販薬で治そうとするのは危険です。貧血のウラには重大な病気が隠れているかも知れませんので要注意です。

(2008.3.1サンデー小野田掲載)




西村内科医院 院長 西村公一先生
■プロフィール
岡山大学医学部卒、島根医科大学講師を経て昭和63年開業。日本消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器癌検診学会・超音波医学会専門医・日本内科学会認定医 その他




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