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3年前より腹痛、下痢、体重減少を認めアルコール性の慢性膵炎と診断されました。その後はアルコールをやめ食事も脂肪分を控えていましたが、最近の検査で糖尿病の併発を指摘されました。今後の食事療法および治療はどのようにしたらよいでしょうか?(67歳男性)


 消化器吸収障害の症状を中心とした慢性膵炎の症状に加え、血糖の調節を行う膵臓の内分泌機能が低下したため糖尿病を併発したと考えます。アルコール禁酒、脂肪分を減らした食事を続けながら、さらに糖尿病の食事療法を開始します。
基本としては、食事の総カロリーを減らしてバランスのよい食事を心がけることが重要です。特に、甘いお菓子や果物などに含まれる糖は体内での吸収が非常に高く、血糖値を急速に上昇させるため、さらに膵臓に負担をかけることになるのでひかえてください。ご飯を中心とした炭水化物を摂取し、食事療法を行うことで血糖値のコントロールをします。またタンパク質の摂取については、摂りすぎてしまうと膵臓に負担がかかるので、1日70g程度の良質なタンパク質を摂取することを勧めます。
これらの食事療法によっても糖尿病のコントロールができない場合は、内服剤を用いた積極的な糖尿病治療を行う必要があり、必要に応じてインスリン注射の投与を検討する必要がありますので専門医に相談されることを勧めます。

(2008.8.2サンデー小野田掲載)




てらい内科クリニック院長 寺井佳子先生
■プロフィール
専門:内科一般、消化器科
資格:日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医




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