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数年前から糖尿病といわれて飲み薬を飲んでいるのですが、先日、主治医からインスリン注射をすすめられました。一旦インスリン注射を始めると「一生やめられない」「最後の手段」と聞いて心配しています。どうしたらよいでしょうか?
(48歳男性) |
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そうですか、心配ですね。インスリン注射って不安や抵抗感を感じるのは当然のことだと思います。確かに糖尿病の原因や程度によっては、ずっと続けなければならないこともありますが、しばらくの間注射をして、その後、飲み薬や食事、運動のみで大丈夫になる方も結構いらっしゃいます。
インスリンというものは、もともと皆さんの「すい臓」から自然に出ている、血糖値を下げるものです。血糖値が高すぎると「なんとか血糖値を下げよう」と「すい臓が頑張って、このインスリンを出す」のですが、そのうち「疲れ果て」て、インスリンが出なくなって血糖値がどんどん高くなっていってしまうのです。
インスリン注射は、(1)足りなくなったインスリンを外から補い、(2)疲れてしまったすい臓を休憩させるので、「血糖値は良くなり体も楽になる」でしょうし、「すい臓も復活!」してくれるでしょう。病状によっては数ヶ月のインスリン注射で、再び内服治療や食事・運動療法だけで大丈夫になる方もたくさんいますよ。
注射自体もサインペンのような形で目立たず、針もほとんど痛みを感じませんし、持ち運びもしやすく、普通の注射とはかなり違うんですよ。
不安はあるでしょうが、「一生やめられない」「最後の手段」と決めてかからず、先生や看護師さん達に相談して、インスリン注射を始めてみられることをお勧めします。
(2009.1.10サンデー小野田掲載) |
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小野田診療所 内科・家庭医療科 所長 廣田勝弘先生
■プロフィール
専門:家庭医療学、在宅診療
所属学会:日本家庭医療学会、日本プライマリ・ケア学会、日本内科学会その他。現在、名古屋大学医学部大学院総合診療医学専攻在学中。 |
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