突然やってくるお歳暮にクリスマスケーキ、おせちの準備など、年末年始は思いがけず冷蔵庫に入れなくてはいけない食材が増える季節。そんな年末年始にも慌てず、食材をしっかりストックできるよう、冷蔵庫を整理しておきましょう。冷蔵庫の中を仕切って定位置管理、自分なりのルールを決めることをおススメします。
◆高いところにはよく使うモノ
目線より高い所にある食材はつい忘れてしまいがちです。気が付けば賞味期限が過ぎていたなんていう経験がおありなのではないでしょうか?そういった高い所には、あえて日頃よく使うモノを収納しておくと、忘れずに使い切ることができます。その際、奥の食品を出しやすくするために、カゴやトレイなどを上手に使ってスペースを有効活用しましょう。
◆冷凍庫は立てるがキホン
冷凍庫の方ではなるべく食品は重ねずに立てて収納することを心がけましょう。開け閉めの時間も短くなって電気代もムダになりません。冷凍食品のように自立しづらいものは、ブックスタンドなどを使って立てます。そうすることで在庫管理も楽になります。お肉やお魚などの食材のストックは少し大きめのカゴなどで場所を決めておくと探す手間も省けるほか、ストックの量を制限することもできて一石二鳥です。
◆野菜室も仕切って迷子防止
形が様々で使えばどんどん大きさが変わっていく野菜の管理は難しいものです。我が家ではよく使う根菜類はもっとも出しやすいところにカゴを入れて定位置を確保。その他、小さくなった余り野菜や、薬味などの小物野菜はトレイで仕切って定位置を決めていきます。
◆ケーキの箱1個分の余裕
いつも冷蔵庫や冷凍庫がパンパンで新しい食材が入ってくる度に、こっちのモノをあっちにやったり、あっちのモノをこっちにやったり。これでは時間だけでなく電気代も随分とムダにしてしまっています。年末年始に限らず、常に冷蔵庫にケーキの箱1つ分位の余裕が持てるといいですよね。
「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん
NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。
お問い合わせ:090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp
(サンデーうべ 2016年11月18日号掲載)