泌尿器科
 第1回:
 過活動膀胱について
 第2回:
 腎臓と糖尿病について
 第3回:
 前立腺癌(がん)の
 腫瘍マーカーPSAに
 ついて
 第4回:
 尿潜血反応って…。
 第5回:
 夜尿症(おねしょ)に
 ついて
 第6回:
 膀胱炎の原因と予防
 第7回:
 膀胱炎の治療と
 治りにくい膀胱炎
 第8回:
 健診と腎臓
 第9回:
 腎臓と高血圧
 第10回:
 高尿酸血症と腎臓
 第11回:
 尿漏れ(尿失禁)
 について
 最終回:
 泌尿器科ってどういう
 ところ?

歯科
 第1回:
 「何故歯ブラシの
 仕方を歯科医院で
 教えるのか」
 第2回:
 「歯周病(歯槽膿漏)
 は、早期発見・早期
 治療!!」
 第3回:
 「痛くない歯を治療して
 痛くなる場合」
 第4回:
 「虫歯の
 できやすいところ」
 第5回:
 「歯を抜けたままに
 しておいてよいか」
 最終回:
 「歯を抜けたままに
 しておいてよいか」(2)


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 歯医者さんのお話

■第1回■
「何故歯ブラシの仕方を歯科医院で教えるのか」


 今回から6回に渡って歯のお話しをします。まず第1回目は「何故歯ブラシの仕方を歯科医院で教えるのか」という事についてお話しします。

 治療の予約だというから忙しいのに無理をして歯科医院に行ったのに30分もかかて歯の磨き方を教えられた。治療であればこそ会社も途中で抜けよう。しかし、歯ブラシの練習では…。こんなふうに思うのも仕方ない事でしょう。でも人の口の中には300種類を超える細菌がいます。虫歯や歯周病(歯槽ノーロー)は口の中のある種の細菌が異常に増えた結果生じます。口の中の細菌の量を減らすのに一番大きな効果をあげるのは歯ブラシなのです。「歯ブラシと言うのは手の洗い方みたいなもの、治療ほど大事なことじゃない」と思ったら大間違いです。

 一番大切なのは『磨いている』と『磨けている』には大きな違いがあるということです。磨いているつもりでも、大事なところが磨けていない為に歯の病気が生じます。ですから、どの様な歯科の治療にも歯ブラシの練習が不可欠。ていねいな歯ブラシの習慣なしではどんな高級な歯科治療も良い結果をもたらしません。再発予防の決め手も歯ブラシ。治療をうまく進める為にも歯ブラシです。

 このような訳で歯科医院では歯ブラシ、歯ブラシとうるさく言うのです。ですから、今後歯科医院に行った時「歯ブラシの練習をしましょう」と言われたら、一度真剣に練習してみて下さい。もちろん患者さんの方から積極的に教えてほしいと言われても大歓迎です。気軽にご相談下さい。悪いところを治療する為でなく、健康を守るために通うのが歯科医療の上手なかかり方です。

 次回は『歯周病(歯槽ノーロー)』について詳しくわかりやすくご説明致します。




[講師]
コスモ歯科クリニック院長 松沢憲治 先生
■松沢先生プロフィール
山陽小野田市 丸久厚狭店1F コスモ歯科クリニック院長




歯科に関するお悩み、質問に紙上でお答えします。ご希望の方はメールで質問をお寄せ下さい。>>>sundayonoda@ubenippo.co.jp


※この特集は、2005年にサンデー小野田に掲載されたものです。
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